私にとって今年は料理本YEARのようです。

春のグルマン料理本特別賞受賞、６月に辻静雄食文化賞をいただき、
今回の「未在」料理本発刊です。

本の内容は高麗橋「吉兆」の真髄を心底持っておられる料理人
「石原仁司」氏の今の集大成です。

石原氏はまだまだ次の料理に挑戦されてる中ですから、
あえて『今』の「未在」を写し留めたと申したいと思います。

私にとっては思いの深い一冊となりました。
たぶん私にとって、最後であろう大型フィルムでの撮影でした。

デジタルのカジュアルさで石原氏には勝てないと思い、
あえて４×５サイズのフィルムで撮影しました。
これが本当にフィルム納めかと。

こちらの本は、申し訳ございませんが一般書店では取り扱っておりません。
書店に申し込んでいただくか、私にご連絡いただければ、手には入ります。

もし興味をお持ちの方がいらっしゃったら、是非ご覧ください。
よろしくお願いいたします。

3月にご報告いたしました「世界グルマン料理本特別賞」に加えて
「辻静雄食文化賞」を頂戴し、ダブル受賞となりました。

第２回辻静雄食文化賞　決定

今回嬉しかったのは、受賞理由の中で、この本の趣旨に深い理解を示して
くださったことと、ヴィジュアルへの挑戦も評価対象としていただいことでした。

こうして結果を頂戴して思うのは、この受賞はひとえに周りの方々のご指導の
賜物であり、ご鞭撻いただいた方々に改めてお礼を申し上げたいということです。

みなさま、本当にありがとうございました。